2016年12月5日月曜日

ある日、すき家にて




ある夜、岩波新書の「うなぎ」を読んでいた。


冒頭で衝撃の事実を知ることになる。個人的にうなぎが大好きでニホンウナギ、ヨーロッパウナギなどの品種があることは知っていて、牛丼チェーンなどではヨーロッパウナギが主流だということも知っていたのだが、なんとニホンウナギ以上にヨーロッパうなぎの方がずっと漁獲量が減っており、その状況は深刻だというのだ。じゃあ、なんで牛丼屋であんなにヨーロッパウナギ出しまくってるんだよ、と思わずにはいられなかった。


 ここ数年、ウナギが絶滅するのではないかという危惧からテレビなどでニュースになることも多いが、不思議なものでそういった報道があればあるほど食べたくなってしまう。こういった報道はむしろ消費を促しそうな気がしてならない。


 翌朝、5時半に目が覚めると、「うなぎ」の残り部分を読み始めた。うなぎの消費が激しい日本。その国民としてうなぎとの付き合い方を改めないといけない。午前6時、うなぎとのお別れを告げに、すき家へ行った。大抵の店舗は24時間営業。夏季限定でうなぎを提供している。


メニューを見ると、うな丼の他に、うな丼と牛丼が合体した、うな牛なんてのもある。一体何を考えている。なぜ、うなぎという非日常と、牛丼という日常をひとつの丼の中に入れてしまったのか。絶対頼まない。


お別れなんだし、ここは特うな丼にしよう。1分で到着。伝票をチラ見するとサイドメニューも頼んだので1300円だった。朝6時台の牛丼屋で1300円も支払うって一体何考えてるんだと思いながら食べた。でも、本当においしかった。こんなものとお別れできるのか、自信がなくなった。


とりあえず、今は、新宿・思い出横丁のカブトで、ウナギの串焼き食べたい。






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